ワンランク上のものを集めるという事

昔々の中国、商(殷)という王朝に紂王という王様が居た。

紂王がある時、象牙の箸を使い始めたとき、叔父である箕子は紂王を諫めた。

「象牙の箸を使うようになると、貧相な器では我慢できなくなり、玉(ぎょく)の器を使うようになるだろう。玉の器を使い始めると、それに相応しい山海の珍味を欲するようになる。」と贅沢が止まらなくなり、結果国を亡ぼすからやめるよう言った。(箕子の憂い)

古代の話なので、もちろん今のように流通は発達していません。

山海の珍味を得ようと、大軍団の決死隊を組織して山へ海へ送り込んだ事でしょう。この時代に山海の珍味を得ようとするという事はそういう事です。

民や諸侯の犠牲は計り知れません。

結局、紂王は箕子の諫言を聞き入れませんでした。彼は商王朝最後の王、暴虐な王としてその悪名を歴史に刻むことになります。

「夏桀殷紂」。同じく中国古代王朝の桀王と共に、紂王は暴君の代名詞として何千年も語り継がれるわけです。

ちょっとドキッとする逸話ですよね。僕は靴が好きなのですが、良い靴を履くと良いスーツが欲しくなるし、良い鞄も揃えたくなります 笑

なんでもかんでも節約することが良いこととは思いませんが、ちょっとした良いもの求め始めると、それ単体は大したことが無くても、周りのものもそれに合わせてレベルを上げたくなってしまうのが人の性。

中途半端に年収のある人(40代、大企業勤め、奥さんは専業主婦)は、例えば外国製ベビーカー、高級鍋、ウォーターサーバー、こだわり家電、をそろえるような傾向があり、結果、貯蓄ゼロ。みたいな話があるそうですよ。(お金持ちの教科書)

ドキッとしませんか?