経済的自立と早期退職、F.I.R.E をめざす潮流

Back to the Future 2で、主人公マーティはタイムマシン、デロリアンに乗って未来に行きます。
そこで出会う、うだつの上がらない未来の自分、老マーティ。彼は雇用主のイトウ・フジツウ(笑)から”You are Fired!” (オマエはクビだ!)と宣告されます。

さて。最近、Wall Street Journalに掲載されたある記事が話題になっていました。

貯蓄と倹約が最優先:40歳引退を狙う米国の若者

一部の若者たちは、彼ら自身の親が持っていた価値観(大量消費)に疑問を感じ始めています。モノを買っても買っても、永遠に幸せになれないのではないか?と感じ始めたのです。

モノを買うよりも、蓄財による経済的な自由を目指した方が将来幸せになれるのではないだろうか?そんな価値観に魅力を感じ始めているというのが記事の内容です。

記事の中で言及されている「F.I.R.E」(Financial Independence, Retire Early)とは、「経済的自立と早期退職」を指します。

米国の若い世代で広まる経済的自由+早期リタイアを目指す動き「F.I.R.E」とは

この考え方はそれほど目新しいものではなく、実は感度の高い若い人の間では頻繁に話題に上がるコンセプト。節約とストック資産の積み上げによって人生のなるべく早いフェーズでサラリーマンから脱却しようという試みです。

冒頭のBTTF2のエピソードに見られるように、Fireには「クビ」という意味もあるので、自分から早期退職を希求する行動にF.I.R.Eと名付けるとはシャレの効いたことです。

私個人としては、まったくもって共感。というか、この考え方はブラックな職場環境が蔓延る日本固有のものかと思っていました。
日本に限らず、世界的に先進国で若者が感じ始めているという事に驚きです。

若者、ミレニアル世代は生まれた時から必要なものが身の回りに揃っていて、欲しいものが無いという背景があるのでしょう。
冷蔵庫も洗濯機もテレビも、生活を快適にするものは中国などで生産された安価で高品質なものが簡単に手に入ります。

それ以上欲しいものというと、考えたら無いのですよね。高級品、贅沢品に向かうという手もありますし、お金は使おうと思えばいくらでも使えますが、それらは快適な生活にどうしても必須なものでは無い。

となると次に一番欲しいものは、より高級な贅沢品「自分自身の自由」となってもおかしくありません。

一刻も早く自分自身を買い取るために、家を買っている場合では無いのです。

そのように考えると、F.I.R.Eのような考えからが先進国の若者の間で支持され始めている状況がわかりますし、私自身もその潮流の一部なのだろうと思います。

個人的には、F.I.R.Eまでいかないにしても、Financial Independence(経済的自立)にはなるべく近づきたいところですけどね。

とりあえず目指すところは、辞めたければいつでも辞めることが出来る状況を作り出した上で働くことですね。