ロシアへの投資を考える 「ERUS」 iシェアーズ MSCI ロシアETF )

最近(2018年4月9日)、ロシアの株価が暴落しました。

今日時点でもトランプ大統領がシリアの化学兵器使用に対する武力による制裁を示唆。

それに対してアサド政権側に友好的なロシアも反応。どうなるか分からない状況となっています。

▼目次

  1. ロシアに投資するETF、「ERUS」
  2. ERUSの構成銘柄とパフォーマンス
  3. ルーブルの動き

1. ロシアに投資するETF、「ERUS」

ETFとは上場投資信託の事で、市場を通じて我々が買う事が出来ます。

このETF、非常に便利なツールで、世界全体に投資するETFだとか、何かのテーマに沿った銘柄に投資するといった事が出来ます。

「ERUS」は、iシェアーズ MSCI ロシアETF のことで、ロシア市場を狙った投資が出来ます。

終値:$32.28(2018年4月11日時点)
インデックス:MSCIロシア 25/50 インデックス
保有銘柄数:28(2018年4月10日時点)
経費率: 0.62%

このERUS、直近で大きく暴落しました。
(出所)Google Finance

2. ERUSの構成銘柄とパフォーマンス

ロシアはエネルギー輸出国です。ERUSの45%はエネルギー関連企業となります。
(出所)iシェアーズ MSCI ロシアETF を基に筆者作成

構成銘柄です。私にはなじみのない企業ばかりです。。。

ティッカー 銘柄名 業種 保有比率(%)
LKOH PJSC LUKOIL エネルギー 12.65
GAZP GAZPROM エネルギー 10.9
SBER SBERBANK OF RUSSIA OJSC 金融 9.79
SBER SBERBANK RUSSIA SPONSORED ADR REPR 金融 8.23
TATN OAO TATNEFT エネルギー 5.38
NVTK PAO NOVATEK GDR エネルギー 5.03
MGNT PJSC MAGNIT GDR 生活必需品 4.5
GMKN GMK NORILSKIY NIKEL 素材 4.33
MBT MOBILE TELESYSTEMS ADR REP 電気通信 4.01
CHMF SEVERSTAL 素材 3.28

(出所)iシェアーズ MSCI ロシアETF

パフォーマンスです。

2011年に1万ドルを100%、ERUSに投入していたとしたら、

2018年現在では9千ドル弱になっているという事になります。

ここまでは長期投資には向いていないように見えます。

ロシアは欧米とある種、冷戦中と言っても過言ではありません。

ウクライナ問題で、2014年7月から欧米による経済制裁を受けています。制裁は2018年7月末まで延長されました。

また、直近ではロシアの元スパイをイギリスで殺害した件で欧米がロシアの外交官を追放しています。

そしてシリアでは欧米陣営と対立しており、アサド政権をイランと共に擁護する立場であり、

それに対して、米国がアサド政権を支援するロシアを非難している模様。

3. ルーブルの動き

新興国投資では通貨も重要になってきます。

ロシア・ルーブルは対ドル、対円ともに絶賛下落中・・・。

(出所)xe

(出所)xe

見てると暗澹たる気持ちになってきますが、逆にこういう時に仕込んでおくのが良いという可能性もありますね。

新興国投資は全般的に長期でほったらかし、という投資には向いていないと思います。タイミングを図れる人向けでしょうか。

個人的には、引き続きウォッチングですね。

投資は自己責任のもと、自分で判断して行ってくださいね。