債券投資 (投資適格社債:LQD) を調べてみた

最近、債券の理解が進んできており、債券に対して興味を持っています。

教科書的には債権と株式は反対の値動きをすると言われます。債券は貸付金という性質から利息を受け取りつつ、一定期間後に元本が返済されるという性質があるからです。

元本がある程度保障されていて、それなりの利息が受け取れるのであれば、
元本が保証されず、配当金も業績次第という株式と比べた場合、配当金の塩梅によっては債券が選好されるという点、理解できます。

この関係性も近年崩れ始めているともいわれますが・・・。

▼目次

  1. 債券とは
  2. 投資適格社債とは
  3. LQDとは
  4. LQDのパフォーマンス

1.債券とは

読者の多くが企業に勤めるサラリーマンだと思いますが、

企業は事業を運営する上で様々な手段で資金を調達します。

銀行からの資金借り入れ、株式発行などによって、運転資金や新規案件を立ち上げるための資金を調達して企業活動を回します。

社債発行による資金調達もそのうちのひとつ。

社債とは債券を通して企業に資金を貸し付ける行為となります。

資金を貸し付けるので、一定期間後に貸し付けた金額は利息を付けて全額返して貰います。

株式と社債のちがいはここにあります。

株式は、企業のオーナーになること。社債は企業にお金を貸すこと。

株式を持つことによる配当金は利益の配分ですが、
社債から得る利息は貸付金に対する利息となります。

2.投資適格社債とは

株式と社債は別のものですが、投資対象の企業が潰れてしまえばどちらも紙くずになります。

従って、投資対象企業がちゃんと事業継続出来るか(信用力)のチェックが重要です。

一定の規模の企業は自らの資金調達のために第三者機関による格付けチェックを受けてその情報を開示しています。

格付けチェックとは、企業が発行する財務諸表やコーポレートガバナンス態勢等を勘案して判定されるものです。

その格付けが一定以上、第三者機関によって「投資適格」と太鼓判を押された企業が発行する社債を投資適格社債といいます。

3.LQDとは

iシェアーズ iBoxx 米ドル建て投資適格社債 ETFというETFは、「Markit iBoxx米ドル建てリキッド 投資適格指数」をベンチマークとしたETFです。

投資適格社債をまとめたETFといえましょう。

基準価格: $116.38(3/16/2018時点)
経費率: 0.15%
分配金利回り: 3.68%(3/15/2018時点)
ベータ値: 0.09

ベータ値とは株価指数との連動具合を示します。ここではS&P500指数との連動具合となります。S$P500指数が1%動いた時、このETFは0.09%動く事を示します。

LQD構成銘柄と構成業種

ア)LQD構成上位発行体

イ)LQD構成業種

4.LQDパフォーマンス

ここ10年で株式(S&P500)と比較した場合、株式に投資していた方が圧倒的にパフォーマンスは良くなります。

LQDは債券ですので、値動きはほとんどありません。

値動きがあまりないと言いつつも2008年のリセッションの時にマイナス26%程度の値動きをしています。
とはいえ、株式より早く回復しているところが債券の特徴ですね。

基本的には安定的な分配金(3~4%)を得られる点と、リセッション時には株式と異なる値動きをする点に注目するのが良さそうです。